「”いば”どきの若者」インタビュー*vol.1*

笠間市地域おこし協力隊
島田 奈実


埼玉県ご出身で、大学では文化人類学やカルチュラル・スタディーズ、ポストコロニアリズム等を学び、現在笠間市地域おこし協力隊2年目の島田 奈実さんにお話をお聞きしました。
shimada

Q.なぜこの仕事をやってみようと思いましたか?
  大学のときに、コミュニティデザイナーの山崎 亮さんの著書に感銘を受けたのですが、その中に「地域おこし協力隊」というキーワードが出てきてたんです。
もともと地域資源を見つけたり、地元の人と一緒に活動できることがやりたかったので、そんな面白い仕事ができてお金も稼げて、人のためにもなれるということで・・・
母親が茨城出身で茨城が好きだったこともあり笠間を選びました。

Q.今どのような活動をされているのですか?
『Kasama on Air』という冊子をつくったり、お祭りに参加して地元の人のお話を聞いたり、商品開発をしたりしています。

Q.『Kasama on Air』はデザインも素敵ですし、充実した内容ですね。
前々から写真などとりためておいて、一年くらいかけてつくりました。
笠間はいろんな魅力があるんですけど、それらがばらばらしていて結局はお客さんに伝わっていない・・・来てもらっても昔から有名な所だけ見てさーっと帰っていってしまう。
そんな人たちにいいところをもっと知ってもらいたいし、笠間は合併してできた市なので地元の人でも知らないことがまだまだあるんです。

Q. 学生も関わってつくったとか?
マップつくりを茨城大学のゼミに協力してもらったりしました。きぴきゃぴした学生がお店にいくと、おじいさんとかが大喜びしてました!
Q. 単に調査して帰ってしまうのでなく地元の人との交流も楽しんでいるんですね!
ところで笠間で一番の魅力といえば?
笠間は焼き物や商店街などが目玉とされがちですが、それが山や田んぼを背景としているところです。陶芸家さんが野菜を作っていてそれをくださることも。
悪態祭りというユニークなお祭りも面白いですが、それも農村で暮らす地元の人たちのやりとりがあるからこそ面白い。
心浮き立つイベントごとが沢山ありますが、それを包み込むような山や田んぼがほっこりとした安心感と「せいせいした(地元の人の言葉でさっぱり清々しい)」気持ちを与えてくれます。

Q. 商品開発も行っているのですよね?
「福来(ふくれ)みかん」という、地元の人が昔から食べてきた小さなみかんがあってよく七味の材料として使われるのですが、みんな売るほどのものでないと思っていたのです。でもそれをパッケージして東京の人に見てもらうと評価してくれる・・・
東京の人が喜んでいるよと伝えると、おじさんが「そんならもっといっぱいつくんなきゃな」と笑顔になってくれるんです。
それから、化粧品などにも使えないかなんてことも考えています。

Q. それは素敵ですね!着実に成果を積み重ねているように見えますが、
大変だったことはありますか?
一年目は何が課題かを見つけるのが大変でしたね。また危機感がなかったり、卑屈だったりする人がいて否定的なことを言われたことも・・・それからいろんな団体・グループ同士の連携・相互作用が難しかったり・・・最初想像していたよりは気が重くなりました。これからは、団体同士のつながりがどんどんふくらんでいく場をつくれたらいいなと思っています。

Q. それは楽しみです!他にはどういうことを実現したいですか?
空き家がいっぱいあるのでそれをなんとか使えないかと・・・
たとえば地域の一押しの商品を揃えつつ観光案内所の役割も果たす、いろんな人が気軽にいつでも集まって来られるカフェがあればいいなと思います。

Q. 最後に茨城について、もっとこうなったらいいのにということはありますか?
魅力度ランキングが低いとかはよく聞きますが、自分たちの町とか県とかをいいと思って発信してけばいいなと思います。こんなのどうでもいいや、としまいこんじゃわないで、面白がって人に教えてあげること・・・ですね。

★★★
「笠間の家」という光溢れる素敵な場所でのインタビューでした。
今でも充分魅力的な笠間市ですが、これから「地域おこし協力隊」の活躍でどう変わっていくのか楽しみですね。

*facebookページ「かさまぁとわ」
https://www.facebook.com/Kasamartowa
*『Kasama on Air』PDF版リンクページ
http://www.city.kasama.lg.jp/page/page005695.html
*笠間市公式ホームページ
http://www.city.kasama.lg.jp/page/page003303.html