授業分割 学力アップ
学力の二極化が深刻化するなか、福岡市城南区の梅林中学校が一部の授業で1コマ50分を半分にする短時間授業に取り組んでいる(昨秋導入)。
生徒の集中力を保つとともに、増えたコマを割り振って主要教科をほぼ毎日設け、基礎学力の定着を目指す試み。
理科の実験では、分割分を足してゆとりを持たせるなどメリハリもつけた。
文部科学省によると2分割授業は全国的に珍しい取り組みで、学校側は学力がアップしたと説明している。
学校のアンケートに、生徒には「授業の進み方が遅い」などの意見もあったが、6割は評価。「50分授業は飽きることもある」という意見もあり、多くは集中力が増す効果を実感している様子だ。
9月に実施された民間主催の5教科テストで、同校2年の平均点が福岡県の平均を上回った。1年前よりその差が拡大し、学校側は学力向上の手応えをつかんでいる。
文部科学省によると、このような時間割の弾力的な運用は「モジュール学習」と呼ばれ、取り組んでいる学校はあるが、1コマを2分割する試みは「聞いたことがない」(教育課程課)。福岡市教育委員会は研究指定して効果に注目する。
(2008年10月24日付 西日本新聞夕刊)
大きくなったら何になる?日本では「やりたいことが見つからない」と悩む若者も多いけれど、欧州では早くから将来の進路を真剣に考え、学校を選ばねばならない教育制度が定着している。オランダは小学校を卒業してすぐに大学進学か職業訓練かのコースを選ばなければならない。根っこにあるのは欧州に伝統的に息づく「階級社会」。これも徐々に変わりつつある。現代の子どもたちはどうやって自分の進路を見定めているのか。【2006年5月30日朝日新聞記事より】
初等教育後(ちなみにオランダの小学校は8年間)の中等教育が将来の進路に応じて3コースに分かれる。
[1]大学進学コース。
初等教育を卒業した約1割が、大学進学準備として6年間を中等教育で過ごす。
[2]上級職業教育校(HBO)に進むためのコース。
初等教育を卒業した約3割が、5年間を中等教育で過ごす。
[3]中級職業教育校(MBO)に進むためのコース。
初等教育を卒業した約6割が、4年間を中等教育で過ごす。
途中で進路の変更も認められているが、小さい頃の職業のイメージとのギャップを生じる若者もあるという。

